稲門会便り 第15号

早稲田大学の最近動向と柏稲門会の課題について

早稲田大学は2032年の創立150周年を見据え12年に中長期計画「Waseda Vision 150」を策定し、18年に現田中総長が就任後、その第2ステージの取り組みを進めています。このビジョンは、早稲田大学を「世界でかがやく大学」にすることが目標とされています。

「世界でかがやく早稲田」を実現するには、教職員や学生だけでなく、校友など全関係者の「覚悟」と「思い」が無ければ出来ません。現在世界をリードするアメリカの大学も、30年代からヨーロッパの有力大学に追いつくという覚悟を持ち、新しい取り組みや体系的な大学教育を進めた結果70年代になって追いつきました。

大学が学生に望むのは「たくましい知性」と「しなやかな感性」です。「たくましい知性」とは、今、人類が直面する答えのない問題(地球の温暖化や少子高齢化など)に対して、自分の頭で考え、自分なりの解決策を出せる知性です。それに対し「しなやかな感性」とは多様性を認めること。自分とは異なる人々の考え方や感じ方を理解できる感性を意味します。この二つがそろった人材こそが真のグローバルリーダーになると言えるでしょう。

新型コロナウィルス対策ですが、大学は、昨年2月に新型コロナウィルス感染症対策本部を設置し、多くの対策を実施して来ています。3月の半ばには全授業のオンライン開催を決め、8月からは全教室を十分可能な換気が出来る空調機に入れ替えをしました。21年度は十分な感染対策を行いつつ、対面による卒業式・入学式や対面授業7割を目指した授業運営を行っていますが、度重なる緊急事態宣言などで苦慮しています。しかし、9月には学生のワクチン接種率が50%を超え、来年度に向けて改善されていくものと思われます。

次に柏稲門会についてですが、コロナ禍により長期間の活動自粛が続いています。
柏稲門会は昨年創立40周年を迎えましたが、コロナ禍により総会の実施すら出来ませんでした。今後、45周年に向けてどの様な活動をして行くか話し合っていかねばなりません。そこでは予てから課題とされる当会の活動目的の一つである「地域社会の発展に寄与」を議論して行きたいと思います。大変難しい目的でありますが、当会の身の丈にあった新しい活動を行っていければと考えます。

幹事長 馬場由彦(昭52・法学)


コロナ新語の浸透と新聞

〝コロナ新語〟が浸透している。9月25日付の新聞各紙が次のように報道した。文化庁は今年3月、毎年恒例の「国語に関する世論調査」をした。全国の16歳以上の6,000人を対象に有効回答は3,794人(63.2%)。その中で新聞やテレビでよく登場する「コロナ禍」など8つの新語について「そのまま使うのがいい」「説明を付けた方がいい」「他の言い方をした方がいい」のどれに当たるか尋ねた。印象や慣用句の浸透ぶりや理解度をみた。

「不要不急」(67.2%)、「三密」「ステイホーム」(ともに61.1%)、「クラスター(51.3%)」など7つは「そのまま使うのがいい」との回答が半数以上を占めた。「ウィズコロナ」だけが29.7%と特に低かった。最も高い16~19歳の層でも38.2%、70歳以上では23.1%しかなかった。「ソーシャルディスタンス」は56.5%が「そのまま」だったが、70歳以上では33.8%と不人気。「社会的距離」とか訳される。私などは日本語でも舌がもつれるので使わない。

今回の8つ以外の新語には「ロックダウン」(都市封鎖)とか「フレイル」がある。「フレイル」の訳語は新聞ではよく分からない。読売は「新型コロナウイルスの感染拡大で、介護が必要となる一歩手前の段階」。朝日は「要介護の前段階、心身の活力が衰えるフレイル(虚弱)」。毎日は「年をとるにつれて認知機能や体力が低下し、本人の自覚がないまま健康な状態から要介護に移行していく」―などと説明している。まだ一般化とは言えず、文化庁が調査対象から外したのは当然か。

9月9日、柏市内で38番目となったクラスター(25日現在、生徒30人)は、私立高校。柏市のプレスリリースは校名を伏せ、報道機関には「提供資料の範囲内での報道に格段のご配慮をお願いする」と注文。こんな注文にも拘わらず報道各社は独自取材で過去37件の名称を明らかにしてきた。それなのになぜか今回は言いなり。長丁場でマスコミ側にも意欲低下というフレイル状態が起きているのか。

井内康文(昭40・政経)

都の東北

このコロナ禍の時代、「なるべく家に居る」、「時間は十分ある」となると、我々の世代では、「本でも読もうか」ということになる。
そんな折に、本屋で偶然見つけた次の2冊は、今の本選びに有効だった。
そのうちの1冊は、『わたしのなつかしい一冊』(毎日新聞出版刊)。「若い時はまだ本を読む力が足りない」「何十年もたって、そういう本が帰ってくる」と、編者の池澤夏樹氏が「まえがき」に書いている通りで、50人の人気作家や俳優、学者等が何度も読み返す「人生の一冊」について語る。
例えば、河瀬直美は『ムーミン谷の彗星』、あさのあつこは『人間の絆』、高階秀爾は『陰翳礼賛』などなど。
もう1冊は、『児童文学の中の家』(深井せつ子著、㈱エクスナレッジ刊)、『赤毛のアン』や『若草物語』など27の名作の中に登場する家や住いを、イラスト付きで楽しく案内している。
この2冊のおかげで、昔読んだ本も改めて新鮮に読めた。   

月兎(昭37・商学)

特集:ポストコロナへの期待

ポストコロナへの期待

冨田康彦(昭44・政経)

コロナ禍はいずれ終息に向かい、人々の生活はワクチンと治療薬が開発され、多少の制限が有るとしても普段の生活に戻る日が来ると期待している。然し乍ら、コロナ以前と全く同等の生活に戻るには1~2年は覚悟が必要ではなかろうか。

思い起こせば、今から約1年半前の2020年2月頃に、日本のみならず全世界が、コロナウイルスにこれ程ダメージを受けるとは、一部の国を除いて想像だにしなかった。この間、国内では感染対策を巡り二転三転する場面が見られ、国民はテレビの報道を通じて政府の対策本部会議の決定事項に一喜一憂していた。然し乍ら、対策本部会議は単なる発表の場で、実態は政治家、首相補佐官、主要省庁事務次官等16名の事前会議が意思決定機関となり、専門家会議への諮問を経る形式をとり、対策本部会議で結論のみを発表する場となっている。首相が決定事項を読み、対策本部会議での議論がなされたかは、国民には分からない。
謂わば、「大本営発表」を聞いているような形式主義の感さえある。

今般のPandemic下に於いて、嘗て何回も言われてきた事が改めて浮き彫りとなった、即ち「根拠なき楽観」「科学の無視・軽視」「物事の矮小化」「縦割りの弊害、始めたら止められない組織」「想像力の欠如」と言う種々の課題が浮き彫りとなり、社会が迷走した。

世界を見渡しても、国の指導者は「コロナは風邪の様なもの」と言ったり、かたや国民に“今年が祖父母に会える最後の年にしない為に行動を自粛する様”に呼び掛けたりと様々であったが、どの施策がベストであったかに正解はなく、世界全体でワクチン格差が広がった。

日本のバブル崩壊後は「失われた20年」と言われたが、2020年初めからのパンデミックが将来、「失われた○○年」と言われる事なく「日本の現在・将来の感染対策」が、日本モデルとしてある意味〝Global Standard〟と言われる様な社会経済体制になり、低迷した経済の回復と、日本の研究開発力が発揮される時代が来ることを期待している。
これは今秋には発足する新政権の双肩に掛かっているが、きっとやり遂げられると期待している。

ポスト・コロナを考える

川崎清明(昭42・政経)

2019年末に始まった新型コロナウイルスの世界的な流行の原因は定かではないが、世界で五億人が感染し、5,000万人~1億人が死亡したとされる1918年~1920年のパンデミック「スペイン風邪」を彷彿とさせる。既に感染者は2億人を超え死者は425万人に達している。

私は医学も生物学も門外漢でこのようなパンデミックの原因については不案内だが、何らかの人為的な要因で出現した様な気がしてならない。スペイン風邪が産業革命を経て流行したように、地球のオーバーユースによる環境変化が原因ではなのではないかと疑っている。

数々の古代文明が、地球資源のオーバーユースによって滅びて行ったと同様に、自然現象の変化は文明への警告と受け止めなければならないのではないか?
ポスト・コロナを考える時に、マスク・三密回避・ワクチン接種・治療薬などの対策もさることながら、「文明への警告」という視点を避けて通ることは出来ないのではないか、と考える昨今である。向かい合って会話の出来る日を待ち望んで。

いつからか並んで食ぶる黒葡萄 清明

変わる日常

郡司容丈(昭52・社学)

今日も、午後4時45分になろうとしている。最近は、毎日この時間に同じテレビを見ている。今日は、青色で先週より何人の減、重症者数は何人、死亡者数は何人と、東京都からの新型コロナ感染者状況が、速報で発表されているからである。

最近では、感染しても病院や簡易ホテルにさえ入れない人は、自宅療養者と呼び、9月1日時点で、全国で13万人を超えた。まさに自宅放置者と言わざるを得ない数に膨れ上がり、死者は8月で250人を超えた。我が家でも、8月中旬にやっと2回接種し、ほっとしたところ、今では3回目も必要だとか、毎年インフルエンザと一緒に打つ必要があるとか、そして9月中旬に、日本の接種率の2回目がようやく50%になったと思ったら、集団免疫は90%を超えないと有効ではないとか・・・。10代へのアンケートで、遊ぶときは友達がワクチン接種をしてるか気になり、求人サイトでは募集条件に接種確認する企業等が現れ、新たな差別が生まれている。正に、元の日常には戻れない。

これからの日本、自分だけではなく、家族や友達や周りの人たちへの心づかいを大事にする社会にならなければいけない。そして、東京に集中し過ぎる弊害を解消し、密にならない都市づくりも必要であろう。

ドライブしたいね

風間潤司(昭62・社学)

コロナ禍でこの鬱屈した気分を晴らすのだ。ハンドルを握ってエンジン始動、好きな曲をがんがん再生して青空に浮かぶあの白い雲を追いかけて、もちろん制限速度を守りながらね。
曲も昔はレコードやCDからカセットテープにダビングして、あと何曲入るか計算したものだけど。今はスマートフォンからカーステレオに直接飛ばせるようになったから楽なものだ。

クルマはといえば、初めて乗ったのが小型の3ドアハッチバック。クラッチは重かったけれどターボがよく吹けあがるご機嫌なクルマだったな。家族ができて所謂ファミリーカーも乗り継いできたけれど、子供たちも巣立った今はまた小型車に。

そういえば電気自動車ってどうなのかな?走りが楽しめるクルマだと良いな。静かだというけれどガソリン車のエンジンの鼓動は捨てがたいし、実はそのガソリンの匂いも好きだったりする。なんだか古き良き時代を懐かしんでいるおじさんのようだ、いやもう立派なおじさんか。

こんなことを考えてしまうのもコロナのせいなのか、歳のせいなのか。マスクをしているの、していないのなんて息苦しいし生きづらい世の中だ。いつかやがてコロナも終息し、そしてまた日常に戻っていくのだろう。それはもう以前の日常ではないけれど、ドライブはしたいね。

50周年に向けて

藤原雅子(昭38・教育)

私は柏市の国際交流協会のボランティアとして、トーランス委員会の活動をしています。姉妹都市であるトーランス市はロサンゼルスからおよそ30キロ南にあるビーチ沿いの美しい街です。毎年7月にトーランスから団長と8人の高校生がやってきて、約3週間ホームステイをしながら、市役所や市内見学、京都広島ツアーなどを経験します。柏まつりにも参加していますので、ご存知の方もたくさんおいでと思います。

柏からも8月に高校、大学生の派遣生がトーランスを訪問し、ホストファミリー宅に滞在し、市議会でスピーチをしたりディズニーランドに行ったりと、楽しく有意義に交流してきます。コロナのためこの2年間は派遣活動がなかったのが残念です。また5年ごとには市民ツアーを行っております。2023年は提携50周年を迎えますので、トーランス側では柏市の親善使節団受入れの準備を着々と進めております。今の状況下で交流が実現するかどうか見通しは付きませんが、そのころにはコロナは収束しているという前提のもとに柏サイドも秋に迎えるトーランス使節団受け入れの準備を始めています。コロナ以降オンラインになったトーランス側の例会に私たちも参加できるようになり、交流がより密になったのは思いがけない喜びでした。


東京2020ボランテイア体験記

安藤達夫(昭48・理工)

オリパラ両大会のボランテイアには20万人の応募があり、選ばれた8万人の1人として両大会に参加しました。私のような年長者はわずか2%だったそうですが、若い方々に交じって元気に表彰式業務を担当しました。

五輪では、サーフィン(九十九里)と男女サッカー決勝(国立競技場と日産スタジアム)の表彰式に参加しました。ただサーフィンは荒天で突然日程が前倒しになってしまい、残念ながら表彰式には出られませんでした。またサッカーでは、女子決勝が前日突然、横浜会場に変更になり、開始時間も夜間になったのには戸惑いました。スウェーデンとカナダは接戦で、延長戦+PK戦でようやく決着。表彰式は深夜になりましたが、役員を表彰台にご案内する役をいただき光栄でした。翌日の男子決勝では金メダルを運びました。一個500グラムもあるので、6個お盆に載せるとかなり重かったです。

一方パラリンピックは、都内で屋内会場だったため通勤は楽でした。前半の卓球(東京体育館)では日本は不振で、卓球王国、中国勢の独壇場でした。連日のように中国国歌ばかり聞きました。一方後半のバドミントン(国立代々木競技場)では日本勢が活躍しました。男子車椅子の梶原選手が優勝した表彰式では役員を先導させていただき、君が代を聞きながら日章旗を仰ぎ見ることができました。

いくつかの決勝戦には小学生の団体も応援に来てくれましたし、われわれボランテイアも時間と席を決めて少しだけ観戦できました。障害を克服してラリーの応酬をする選手たちの姿にはとても感銘を受けました。

延べ15日のボランテイアでしたが、大変貴重な体験をさせていただきました。年長者が表彰式から外されそうになった会場が1つありましたが、最終日は要望通りボランテイア間で相談して担当を決めましたので「終り良ければ全てよし」でした。様々な方と顔なじみになれたことと、選手・役員の皆さんに喜んでいただけたことが一番嬉しかったです。


同好会事情

「ご縁の会」の近況

下井美智子(昭41・商学)

昨年から始まったコロナ感染により、ご縁の会も変化しました。登録頂いた方の最初の面接およびその後のお見合いは喫茶店もしくはホテルのロビーで行っていましたが、今はオンラインで行っています。Zoom未経験の方には事前にお教えして、覚えていただいています。ご縁の会スタッフの定例会議はZoomの活用により時短が可能となり、現在は月2回行っています(写真)。結婚年齢は以前と比べ高くなってきました。登録者は30代後半および40歳代が多くなり、50代の方もおられ、高齢化の時代を反映しています。

現在Zoomお見合いをして、何組かの人が交際中ですが、一組でも多くの方が「ご縁」で結ばれることをスタッフ一同、願って努力いたしております。千葉県稲門祭を機縁に、柏以外からの登録者が徐々に増えてきました。印西稲門会の安倉さんにもサポーターとして協力して頂いております。

ご婚約の報告を頂いた時は本当に嬉しいものです。


麻雀同好会の現状について

荒川清一郎(昭39・教育)

2012年(平成24年)、“ボケ防止”をスローガンに発足。麻雀は脳の出先機関と言われている<指先>を動かすからである。手先を使う、頭を使うことで、脳の老化防止・脳の活性化に役立っていると確信している。

毎年4月、8月、12月の麻雀大会に各20~24名参加、さらに、毎年3月・9月の千葉県稲門会麻雀交流会“すずめの会”(各稲門会対抗戦)へ4~8名参加している。そして、年3回麻雀女子会各4~8名参加など、大いに楽しんでいる。

ただ、コロナ禍における緊急事態宣言下、全ての活動がストップしているのが現状である。
終息した暁には、皆様の元気な姿を是非とも拝見し、麻雀大会を開催したいと念願している。

麻雀ご希望の方は、090-4674-7878へご連絡ください。

篠田様 追悼文

湯本治文(昭29・理工)

謹んで篠田幹事さまの霊に哀悼の意をささげます。

4月いただいたメールで完治したのでご安心ください、と申されたので急逝にはただ驚きと運命の理不尽さに呆然自失であります。
何よりもご家族を愛し、郷土北海道は〝しばれる夜オリオンの星冴え返り〟と詠み、柏稲俳句会において俳号泰平は和を重んじる達見に感服致しておりました。常に他を引きたて配慮し温顔をもって接してくださいました。
ゴルフ同好会幹事として実質の会長を引き受け、会発展の功績は顕著でコンペ全体をご手配くださいました。今後の会運営は難題時だけにいっそう残念でなりません。その間8年24回の長きにわたり例会実施、三田会、近隣稲門会との親睦を図り実績向上をして頂きました。例会時には自家用車に愚宅で便乗させて頂き、その安全意識について追従を許さないものでした。またコンペ後のパーテイも柏に戻り、西口店を手配され九州人士他メンバーに囲まれながら活気づけをなされ、懇親をふかめたものでした。本当に有難う御座いました。 

どうぞ安らかにお眠りください、心からご冥福をお祈り申し上げます。  合掌

柏稲俳句会令和3年度作品

悼 句友泰平さんの御霊に捧ぐ

遠嶺へ高く掲げん花辛夷 房司

★春

飛梅や亀戸天神三丁目 湯治
二本松岳の湯熱し朧月 泰平
強東風や草に埋もれし道祖神 ら行
証聴く教会堂に風薫る 桂子
はだれ野に黒牛放つ夜明けかな 清明
春嵐セゴビアを聴く家居かな 晃子

★夏

散りてなほ深紅に燃ゆる牡丹かな 康文
風を見ず真すぐがよし夏燕 安分
青しぐれ一遍像の細き足 加行

★秋

桜島虹を被りて泰然と 等閑人
始まりはあのサングラス戦後の日 土筆
かなたまで波打つ稲穂たおやかに 宏哲

★冬

冬至粥コロナが変へる現代史 雅子
冬帽子取りて香月の絵の前へ 房司

柏の歴史・こぼれ話(10)

「豊四季団地」地域の変遷

この辺り一帯に広がっていた幕府の放牧場「小金牧」の広大な土地は、明治初期には開墾地となり、東京の人々や近隣小作人の2、3男などの入植がはかられた。開墾地は、明治2年の「初冨」から始まり「二和」「三咲」「豊四季」と続き、豊四季には、約250戸、1,000人の人々が入植した。

時は移り、昭和初期には花野井の地主、吉田甚左衛門が自分の土地と合せて約10万坪の土地に、1周1,600mの「柏競馬場」を新設。昭和3年には、第1回の競馬会が開かれ、併設されたゴルフ場と共にその後長く続いた。しかし、第二次大戦の勃発と共に、この辺り一帯は軍需工場化が図られ、この地には日本光学が進出してきた。戦後になって一時は競馬場として復活したが、都心への通勤圏の拡大とともに、ここを敷地として、5階建103棟、約5,000戸、25,000人が住むマンモス団地「豊四季団地」が建設され、入居はサラリーマンの憧れの的となった。

時を経て、建物の老朽化、住民の高齢化に伴い、団地棟の大巾建て替えに際し、高齢化への対応策や建物の高層化、戸建て化等をどうミックスして考えるか・・・など課題は多い。今後さらにこの地域をどう変化させ、有効活用していくかを、多角的に検討せねばならないのではなかろうか。

宇佐見房司(昭37・商学)

会員訃報

渡辺弓子 様 2月8日逝去
伊原位泰 様 3月25日逝去
篠田泰一 様 7月10日逝去
山之内克行 様 10月12日逝去

伊原氏は矢嶋前会長時代に長く幹事長を務め今日の柏稲門会の基盤作りに貢献されました。
謹んで皆様のご冥福をお祈り申し上げます。

編集後記

この編集時の10~11月、コロナ感染者数は柏でもゼロから数人へと減少した。今号の特集は「ポストコロナへの期待」としたが、文字通り第6波を迎えることなく、終息してほしいものである。(M)
前号より、「柏稲門会だより」は、ウェブサイトでも公開しています。紙面では収めきれなかった記事も全文を掲載していますので、そちらも併せてご覧ください。(N)