柏の歴史・こぼれ話(3)~「柏飛行場」をご存知ですか?~

現在の柏の葉近辺は、昭和13年から20年の終戦まで、陸軍の飛行場でした。現在の東大柏キャンパスを北端として、左側の柏の葉公園、右側の国立がん研究センターから柏の葉高校までを分ける大通りの、少し右側の部分が滑走路でした。ここに4つの航空隊が入れ代わり駐留し、「隼」「鍾馗」「屠龍」「疾風」等の戦闘機が配属されて、B29爆撃機へ迎撃に向かい、体当たりした機体もあります。B29への最後の頼み、ロケット戦闘機「秋水」の基地として、ロケット噴射実験も行われ、8月20日に初飛行の予定でしたが、15日に終戦。この秋水の燃料貯蔵庫が花野井に2か所、見学できます。

また、飛行機の掩体壕は、こんぶくろ池の奥に、飛行場の正門も豊四季駅から県道279と47の交差点にあります。柏の葉公園住宅街は、かつて格納庫があったところです。

詳細は、『航空情報』9月号をどうぞ。

記:荒山彰久(45政研)~稲門会だより 8号より