歴史文化の会、富勢地区探訪

10月12日に予定していた富勢地区(旧布施地区)探訪が、台風15号のために延期となり、このほど12月15日にやっと実現。当初よりも少ない9名の参加者でしたが、冬晴れのなか、見学、講義、昼食と和やかな、楽しい一日を過ごしました。

10時に北柏駅に集合。3台の車に分乗して、松ヶ崎城跡から街中を眺望。縄文期から中世にかけての広大な中馬場遺跡の発掘現場を見学。利根ふるさと会館で、講師(宇佐見さん、向山さん)による富勢地区の歴史の講義を聞きました。

昼食後は、近くにある時宗の善照寺を訪問。高齢のご住職のお話を拝聴しました。住職の川本氏は、教職ののち、柏市教育長の重責を果たされ、“自分はほんとの坊主ではない”とおっしゃりながら、寺を訪れる人々を励ますのが自分の役目だと。会津八一の学規のなかから“日々、新面目あるべし”の句を紹介してくださり、早稲田大学の卒業生である私たちに敬意を表してくださいました。

ご参加の皆さまから、「あまり馴染みのない地域を知ることができ、とても良かった」、「良く練られた計画だった」、「講義が面白かった」とお褒めの言葉をいただきました。

(前川晃子記、写真撮影:湯本治文氏)