春の様な暖かい日差しに恵まれた節分の2月3日、柏稲門会恒例の2019年「新春の集い」が“ザ・クレストホテル柏 オークルーム ウェストの間”にて開催されました。
当日は74名の会員が出席し、高井良幹事長の司会により田中博昭会長の開会挨拶で始まりました。続いて当会会員である平野 圓(みつる)氏による「佐渡金・銀山群世界遺産登録に向けて」をテーマに新春講演が行われました。
田中会長 開会挨拶
講演内容
平野氏は佐渡の出身でご自身がこの世界遺産登録に向けた活動に関わってこられており、講演の中では平安時代末の「今昔物語集」に能登の人が佐渡で金を採取したと記録されていることや16世紀半ばから20世紀に休山するまでの400年以上にわたり、金78トン、銀2,330トンを産出したことなど佐渡金・銀山の長い歴史の話がありました。
更に平成22年には「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」として、ユネスコの世界遺産暫定リストに記載され正式な世界遺産登録候補となり、その後、登録国内推薦を得るべく4回申請を行って来ましたが残念ながら見送られている現状の説明がありました。しかしながら、新潟県と佐渡市は5度目の挑戦に向けて活動内容を再検討し、再度結束して「佐渡の宝」を世界に発信すべく活動を続けており、ご自分もその運動に参画して行くとの強い熱意を持った興味深い講演でした。
平野氏 講演
講演会の後は、長妻名誉会長による乾杯の音頭で懇親会が始まりました。食事・歓談中には各テーブルでの自己紹介や今年米寿を迎えられた湯本特別顧問への記念品の贈呈、初参加者3名の方の紹介などが行われました。
長妻名誉会長 乾杯
湯本特別顧問 米寿のお祝い
次はいよいよ柏稲門会名物のテーブル対抗クイズ大会です。今年は11問のクイズに8テーブルが挑み、その結果、11問中10問正解したA・E・Hの3つのテーブルがじゃんけんによりHテーブルが優勝しました。成績上位順に全員が用意された素晴らしい景品の中から好きなものを選んでお持ち帰りいただきました。
クイズ大会 司会進行
景品の数々
クイズ大会で大いに盛り上がった後は、同好会<ゴルフ同好会、囲碁同好会、女性会、散策の会、歴史文化の会、ご縁の会、柏稲俳句会、麻雀同好会、カラオケ同好会、柏ビレッジ稲門会>の紹介、「柏稲門会だより」編集部より、そして「柏稲門会ホームページ」委員会から念願のホームページ開設の経緯等の報告がありました。
最後は早稲田大学校歌「都の西北」の斉唱です。保田 稔さんの指導のもと、出席者全員で声高らかに斉唱しました。
校歌「都の西北」の斉唱
校歌斉唱の後は「新春の集い」荒川実行委員長による閉会の辞、記念写真撮影で平成最後の「新春の集い」の幕を閉じました。
荒川実行委員長閉会の辞
ホームページ開設について
稲門会念願のホームページが、この新春の集いに合わせて2月1日からスタートしました。柏稲門会の様々な活動や柏地区の歴史・文化などの紹介も含め色々と発信して行きます。是非、ご覧下さい。
https://kashiwa-toumonkai.com/
記:馬場由彦(S52法学)