歴史文化の会「増尾、歴史探訪」

秋晴れの下、13名で増尾の歴史探訪を

“歴史文化の会”は、年に一度、地域の歴史と文化を学ぶ行事を6年間行ってきた。7年目の今年11月17日(土)は、柏市の南部に位置する増尾の歴史を取り上げることに。この地域は、中世の城址、江戸時代からのお寺、近現代の画家や歌人たちの居住など、比較的狭い地域に歴史と文化の跡が残されており、それらを辿ることとなった。

東武野田線、増尾駅に集合。加賀のハウスレストラン、「ジューンベリー」へ。そこで見学先について4人の会員からブリーフィングを受けた後、ゆっくりとランチ。ランチ後、3台の車に分乗して出発した。幸谷城址の発掘現場→高島野十郎の二番目のアトリエ跡(幸谷城址、アトリエ跡ともに伊藤家の所有)→高島と交流のあった伊藤武氏のお宅を訪問→萬福寺→少林寺(ご住職のお話、画家・早川義孝の作品コレクション、江口章子の歌碑)などを見学。伊藤氏のお宅では、高島の油絵を何点か見せて頂いた。



「画家・高島野十郎の生き方は、カルチャーショックだった」、「近所にこんなに歴史深いところがあるとは!」などのコメントが参加者から。先の伊藤家住宅が県の重要文化財に指定されたというニュースも会員から報告された。穏やかな秋晴れの下、楽しい一日であった。

(世話人、前川晃子記)