人と動物が共存していた頃
今は市街地化、住宅地化が進んだ柏ですが、昔は鳥も獣も魚も貝も手賀沼辺りに共存していました。泥鯰もカワウソも河童(?)も。
沼南地区の箕輪の間(あい)の坂に、カワウソを祀った石塔(道標)が立っています。文化14年(1817)に地元の佐惣治という人が立てました。弟がカワウソを殺し、そのため本人も死んでしまったことを悲しみ、カワウソの霊を慰める為、立てたと伝えられています。もう字も薄れてしまっていますが、是非探してみてください。残された柏の貴重な自然や文物をしっかり守っていきたいものです。
稲門会だより 6号より