2024年2月4日、立春にザ・クレストホテル柏クレストルームにて、柏稲門会「2024年新春の集い」が開催されました。
参加者は59名(女性8名)、総会以来約半年ぶりに懐かしい顔が集まりました。
開始に先立ち、「能登半島地震被災でお亡くなりになられた方々」と「羽田空港事故により殉職された海上保安庁の乗組員」へ哀悼の意を込め、全員で黙祷を捧げました。心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災者の皆様にお見舞いを申し上げます。
そして、田中博昭会長(S47文学)の開会の挨拶で会が始まりました。司会は関敏明幹事(S48商学)です。
田中会長からは、「今日の開催に多大な尽力をされた馬場幹事長が、転倒による鼻骨骨折のため、残念ながら欠席されています。」との報告もありました。馬場幹事長、お大事になさってください。
続いて、当会幹事の佐田悦望氏(S42法学)による「尺八の調べとよもやま話」の講演が行われました。
講演の概要
先ず、1尺3寸の尺八による宮城道雄「春の海」の抜粋演奏があり、大学の頃から尺八とどのように関わってきたのか、なぜ尺八を作るようになったのか、尺八の構造や材料などについて、いつもの佐田氏の軽妙で会場の笑いを誘う明るい話が続きます。
ご自身が作られた尺八「1尺3寸」「1尺8寸」「2尺3寸」の3管をご持参下さり、古今和歌集「しほの山差出の磯にすむ千鳥 君が御代をば八千代とぞなく」を題材とした、吉沢検校「千鳥の曲」と瀧廉太郎「荒城の月」も演奏していただきました。
尺八は、3年もの期間竹を日陰で乾燥させ、水牛の角や籐なども必要なのですが、最近はなかなか材料の入手が困難になっているそうです。
佐田様、素晴らしい演奏と尺八にまつわるよもやま話、ありがとうございました。
講演会の後、宴の開始です。
湯本治文特別顧問(S29理工)による高らかな乾杯の後、食事・歓談がスタート。
コロナ禍による食材高騰などの影響も受けて、今回もお食事は松花堂弁当でしたが、みなさん満足されたようです。稲門会持ち込みの日本酒2本「八海山大吟醸」と「菊水辛口」はあっという間に完売、持ち込みのワインもほとんど飲み尽くされました。
歓談中には各テーブルでの自己紹介や当会顧問である長浜博行参議院副議長(S56政経)からのお祝い電報の披露があり、9つの同好会と「柏稲門会ホームページ&稲門会だより」担当から活動紹介やイベントのお知らせがありました。
コロナも落ち着き(?)、今年は色々なイベントが開催されます。皆様奮ってご参加ください。
今回は、谷井由紀夫(S34理工)さんが米寿をお迎えになられるとのことで、「お米券」を贈呈し、初参加の大谷邦夫(S55政経)さん、村石起佐夫(S48理工)さんのご紹介とご挨拶が続きました。
そして、皆様お待ちかねの柏稲門会名物の「テーブル対抗・クイズ大会」です。
早稲田、柏、季節、最近の話題にちなんだ8問の難問に挑み、8問中6問正解したHテーブルが優勝しました。
そして成績上位順に全員が用意された素晴らしい景品の中から好きなものを受け取りました。
ちなみにクイズ最下位は、会長席Bテーブルの2問正解でした。
この数多くの景品の大半は、役員の提供によるものです。次回総会には役員以外の皆様も是非、景品をご持参ください。よろしくお願いいたします。
和やかにクイズ大会が終了したのち、馬場幹事長代行の郡司容丈実行委員長(S52社学)より、2024年総会の7月7日(日)開催とその1週間前の6月30日に幕張で千葉県稲門祭が開催される旨のお知らせがありました。今からスケジュールの調整をお願いします。
そして〆はやはり「都の西北」、元早稲田大学応援部、田中会長の指揮のもと全員で声高らかに斉唱しました。
最後に郡司実行委員長からの「閉会の辞・一本締め」の後、全員による記念写真撮影で「新春の集い」は幕を閉じました。
記:中村恭子(S53理工)