「23年新春の集い」を3年ぶりに開催!!

好天に恵まれた2月5日の日曜日に、柏稲門会恒例の2023年「新春の集い」が3年ぶりにザ・クレストホテル柏 クレストルーム ウェストの間にて開催された。

当日は久しぶりの開催ながら64名の会員が出席し、馬場幹事長の司会により田中博昭会長の開会挨拶で始まった。

田中会長開会挨拶

司会の馬場幹事長

続いては当会副会長である井内康文氏による「した誤報 された誤報」と題した講演が行われた。

講演内容

井内さんは共同通信社時代に様々な事件の報道に関わり、その経験を元に「誤報」に的を絞った話を取りまとめて分かりやすく講演された。

 

まずは誤報の種類として、①5W1Hの事実関係や数字の誤報、②虚報・捏造記事、③執筆時からの事情変化に対応できずに結果的誤報、④他紙記事を確認不足でする後追い誤報などがあると説明された。

次に誤報がなぜ起きるか。正確性と迅速性の非両立が大きく、事件の初動混乱、情報錯綜に記者・デスクの未熟、焦り、勘違いが重なり発生する。
続いて過去にあった歴史的誤報として戦後混乱期の3大誤報、平成の3大誤報、共同通信の日航ジャンボ機墜落事故生存者数の誤報などが紹介され、誤報はAP通信、英国BBC、ワシントンポストなど多くの著名な報道機関がみんなやっている。

最後にご自分の記者生活で実際にあった誤報(された誤報と止めた誤報)の数々が紹介された。その中では「した誤報」として「消防白書」の焼死者数の誤報や三井物産若王子マニラ支店長誘拐事件の「指切断の写真」の誤報が紹介され、「止めた誤報」として日航ジャンボ機墜落事故の「坂本九生存の誤報」があった。その他には「記事が誤報だ」と提訴された案件が2件あったがいずれも勝訴した。

全体的には時間の制限があるため、もっと詳細が聞きたかったが、報道現場の裏側で起こっている様々な状況が身近に感じられ大変興味深い講演であった。

井内さんの講演

会場の模様

講演会の後の乾杯は、長妻和男名誉会長にお願いした。今回は長妻名誉会長がご自分で栽培したブドウを使ったお手製の白ワインをご提供頂き、出席者皆で声高らかに乾杯を行った。長妻名誉会長有難うございました。

長妻名誉会長による乾杯

極上の白ワインで乾杯

いよいよ食事・歓談のスタート。歓談中には各テーブルでの自己紹介やお祝い電報の披露、今回初参加の方の紹介・挨拶が行われた。

テーブルA

テーブルB

テーブルC

テーブルD

テーブルE

テーブルF

テーブルG

テーブルH

電報の披露:当会顧問である長浜博行参議院副議長よりお祝い電報を頂戴した。
初参加の方は井内祐司さん(H12・政経卒)、松本博さん(S55・商学卒)の2名、 これからもご参加宜しくお願いします。

初参加の会員紹介

お食事は松花堂弁当

次はいよいよ柏稲門会名物のテーブル対抗クイズ大会。コロナ禍で昨年総会では行われなかったクイズが復活した。今年は8問の難問に8テーブルが挑み、その結果、8問中6問正解したBテーブルが優勝した。そして成績上位順に全員が用意された素晴らしい景品の中から好きなものを皆さん笑顔の中で受け取った。

クイズ進行役

豪華景品の数々

クイズ大会で多いに盛り上がった後は、10ある同好会と「柏稲門会ホームページ」担当から活動紹介やイベントのお知らせがあった。
また、今年の総会が7月2日(日)に開催されることも告げられた。

同好会活動報告

横断幕もご用意されたご縁の会

「新春の集い」の〆は早稲田大学校歌「都の西北」の斉唱。昨年の総会では校歌斉唱ではなく、黙って聞く「校歌清聴」だったが、今年は田中博昭会長の自らの指揮のもと全員で声高らかに斉唱した。

田中応援団長

集まり散じて

校歌のあとはこの会の責任者である荒川清一郎実行委員長による閉会の辞、全員による記念写真撮影で3年ぶりに行われた「新春の集い」の幕を閉じた。

荒川実行委員長

いろいろな役目を担った女性会

閉会後は参加の多くの会員の皆さんから「久しぶりでとても楽しかった。」との言葉を頂戴した。ご参加の皆様有難うございました。

次は7月2日(日)定例総会でお会いしましょう。!!

文責(幹事長 馬場由彦)