千葉県稲門祭が11月27日に開催されました。
3年ぶりの懇親会を含む対面とリモートのハイブリッド開催で、対面291名、リモート62名(柏稲門会は対面12名、リモート1名)の方が参加しました。
今年は稲門会千葉県支部設立125周年ということで、スライドにより支部の歩みも紹介されました。
第1部 千葉県稲門祭及び総長懇談会
唐松支部長のご挨拶ののち、今年2期目の総長に就任された田中総長による「早稲田大学の改革と伝統の継承〜Waseda Vision 150 and Beyond 」を中心の話題とする懇談会が行われました。
以下、総長ご挨拶の概略を報告します。
現在の大学の状況と紹介の要点
- コロナ対応は全国の大学で第1位と評価された
- 各学部の偏差値が慶応を上回り私大1位となった
- 慶應とは相互の訪問などにより交流を深めており、慶應に習って「大隈重信と早稲田大学」の書籍を入学生全員に配布
- 東京オリンピック・パラリンピック及び北京オリンピック・パラリンピックでの交友の活躍の報告
- 理工学部や教育学部などの今後の新校舎及びキャンパスの計画
2040年、2050年の目標と改革内容について
日本の国際競争力の低下や18歳人口と学生数の減少傾向を見据えて、学生の質を保ち向上させる必要があるという目的で「Waseda Vision 150 and Beyond」が構想された。
そのアウトラインについては、スライドで紹介されましたので、さわりを写真でご覧ください。
最後は「あなたの一万円が、早稲田を変える」という恒例の寄付のお願いで締め括られました。(笑)
第2部 熊谷俊人千葉県知事の講演『私と千葉』
早稲田を受験した経緯と大学時代にインターネットを利用しての「家庭教師派遣システム」を構築・運用したこと、そしてITに目覚め?NTTコミュニケーションに入社し、情報が集中する部署で沢山学んだことなどが紹介されました。
その後、市議→市長→県知事とグレードアップしていくのですが、行政機関の中で唯一選挙で選ばれた知事として行政と民間の架け橋になろうという想いで県政をおこなっているとのことです。
現在進めている千葉県の行政のポイントについて、いくつか紹介されました。
危機管理体制の構築
- 3年前の大規模停電の被害を受けたからこそ、災害に強い県になれる。
- 民間企業との連携も含めて停電に強い地域の構築を進めている。
- 非常時に有効となる市町村との連携も強くしている。
千葉経済圏の確立と社会資本整備
- 成田空港周辺に世界のハブ基地となりうる経済圏を作りたい。
- それには土地利用も含めて長期的な視点を有する行政による指導が必須である。
そして、2023年に迎える千葉県150周年、さらにそこから100年後の明るい未来を目指していきますと力強い決意を述べられました。
講演の後は、校友会代表として、萬代代表幹事より挨拶があり、大学からの来賓が紹介されました。
そして、恒例の応援団によるエール・・・残念ながらマスク着用の上、声出しは禁止されて清聴となりましたが、校歌は全員が起立して腕を上下に振って応援しました。
第3部 懇親会
今年は3年ぶりで懇親会が復活しました。各テーブルの人数を減らしてアクリルボードで仕切り、お料理は松花堂弁当とコロナ対策を充分にとった上でのお食事会でした。
渡邉実行委員長の開会挨拶、松平名誉顧問による乾杯の後、和やかな雰囲気での懇親会でした。
また、柏稲門会のご縁の会を紹介するプログラムが組まれ、会代表の下井さんが舞台に上がりご縁の会の説明をしました。柏稲門会の活動が県支部全体に伝わる大変名誉な事でした。下井さんお疲れ様でした。
最後は仁茂多副実行委員長の挨拶で閉会となりました。
実行委員会の皆様、ありがとうございました。また、参加された皆様お疲れ様でした。