柏稲俳句会春季句会 講評
佳句多く、選ぶのに苦戦。 一応下記の通りしました。小生珍しく体調不良で、何となくぐずぐず。歳のせいと、やるべき仕事がないのが原因か?
天 ふくよかな土偶の乳房春の雨 清明
地 信濃路や菜花の中に道祖神 湯治
地 受験生小さく「よし」と踏み出せり 井上さん
人 受付に紙雛ちょこり吾子に似て 雅子
人 辛口の木曽の地酒や菜の花費忌 康文
他にも佳句多数あり、たとえば
不揃ひに揃ふ菜の花畑かな 清明
外つ国の朋の来たりて夕桜 加行
冬の朝川面を蹴って鷺三羽 ら行
春なれど咲かざるやウクライナ 等閑人
宇佐見房司