平成30年度 定期総会、盛大に開かる

7月1日、ザ・クレストホテル柏にて会員75名、学生1名、来賓15名、計91名の参加を得て総会が開催された。総会に先立ち総会直前に亡くなられた当会の顧問、松崎公昭氏並びに細谷春樹氏の逝去を悼み一分間の黙祷を捧げた。田中会長の挨拶、来賓の大学理事、大野髙裕氏の挨拶を兼ねた大学の近況報告があり、総会議事へと滞りなく進んだ。

続いて、柏在住四十年に及ぶ浅野マリアンジェルス氏を講師にお招きし「カタルーニヤの歴史と文化」をテーマに、スペイン国内における同地の特殊性、独立問題など大変興味ある講演を頂いた。この地域から、建築家ガウディのほかに二十世紀を代表する特異な才能が生まれており、画家のダリ、ミロ、タピエス、音楽家のカザルス、ホセ・カレーラスなどもカタルーニャの出身であることを知った。

その州都バルセロナが1714年、スペインによって陥落。驚くことに、サッカーチームFCバルセロナのホームゲームでは今でも前後半の一七分一四秒になるとカタルーニャ独立コールが響き渡ると云う。その独立運動の根の深さは計り知れないものがある。

懇親会では、10の同好会の紹介に次ぎ、5名の新人紹介、そして恒例のクイズで大いに盛り上がった。最後は現役応援団の菊池航大君の指揮の下、胸の熱くなる「紺碧の空」と「都の西北」を熱唱し、片岡副会長の一本締めで閉会した。

稲門会だよりNo.12より